PFAブログをご覧のあなた、おはこんばんにちは!
若田です!
さてさて、大海コーチがいい感じにイジってくれたようですが、爽やかにシカトして、、、(笑)
今朝行われたCL決勝の感想を書いていこうと思います。
その前に、スクール生のみんなへ質問です!
TVやスタジアムでプロの試合や自分の試合をどれくらい観ていますか?
コーチは暇さえあればプロの選手の試合を観ています。
それと合わせて、コーチの所属している横浜猛蹴では平日は紅白戦、週末に練習試合や公式戦をしているので自分の試合の映像は必ず週に2試合は観ています。
コーチは今年、マンチェスターシティーに所属しているエデルソンという選手を参考にビルドアップのイメージを作ったり、マンチェスターユナイテッドのデヘア選手の構え方やタイミングの取り方を真似したりとプロの選手のいいところを映像で見て研究して自分のプレーに取り入れています。
そして、練習や試合の中でチャレンジして、その映像を観て改善点を探してトレーニングしてというサイクルで毎日過ごしています。
上手い選手の真似をすることが上手くなる一番の近道だと思います。そして、色々とチャレンジしてみることです。失敗を恐れず、どんどんトライするのがコーチのモットーです!
まずは自分のポジションで好きな選手を見つけて、研究して少しでも近づけるよう意識するといいと思います。
みんなへのアドバイスを入れたところで、CL決勝の感想に移ります。
本気で書くと長くなってしまうので、サラっといきます。
いやーーーー!!!!
GKとしては気持ちが分かりすぎる!!!!
カリウス、辛いよね!!!!
という感想です。(笑)
試合をご覧になった方は何を言っているかわかるかと思います。
試合をご覧になっていない方はハイライトのリンクをくっつけるで見てください。
⇒https://www.youtube.com/watch?v=DxgIhtGCB-0
今シーズン、不安定だったリバプールのGK陣の中でシーズンの途中から安定してプレーを見せ決勝までチームを導いてきたカリウス。
この舞台に来るまで、散々身体を張って相手のシュートを止めてきました。
https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=6lIuiTb2ESg
でも、GKというポジションは残酷でほんの少しのミスや油断が試合の勝敗を簡単に左右してしまうのです。
『普段なら』、『落ち着いてやれば』、防げた失点だったかもしれません。
しかし、このCL決勝という舞台の重圧、チームを勝たせるために絶対ミスをしない、そんな普段とは違う気負いや見えないプレッシャーが何故かいたずらするんです。
タイムマシンがあったら絶対戻りたい、戻っていつも通り冷静にプレーするのに、カリウスはそんな気持ちだったと思います。
見ていて『うわ~やっちゃったな』という気持ちと、同じGKとして『わかるよ~』という気持ちが同時に押し寄せてきました。
そしてコーチの頭の中のタイムマシンが勝手に動いて(笑)コーチ自身の過去の大失敗を2つも思い出しました。
一つ目は高校3年生の時の選手権の準決勝。
ハーフタイムから雨が降り出し、雨雲で暗くなったスタジアムに照明がついて0-0で迎えた後半の終盤。コーナーキックから相手がヘディングシュートを放ち、ボールはコーチの正面のやや上の方に来ました。
”いつも通り”余裕でキャッチできると思ってキャッチした時に滑ってしまい、ボールはゴールに吸い込まれ、、、
これが決勝点となり、試合に負けて引退となりました。
二つ目は大学2年生の時の天皇杯東京都予選。
大学生の日本代表として世界大会に参加して帰国後1発目の試合でした。
コーチは代表で得た経験を活かして、この試合から更に活躍してやるぞと”気合を入れて”望んだ試合でした。
蓋を開けてみると、簡単なプレーだったのにキックミスをしてボールを相手に渡してしまい大ピンチを作ってしまいました。その後、同じようなミスは絶対にしないぞと気負ったのが悪かったのか、スローで味方選手にパスしたつもりがまったく飛ばずに相手選手に渡してしまい無人のゴールへ。
ありえないミスが短時間で続いた結果、前半で交代。試合もこの失点のせいで負けてしまい先輩たちからは罵られ、同級生や後輩からは冷ややかな目で見られました。
GKを長くやっているとこんな経験をしてしまうこともあります。
カリウスも若コーチも当然こんなことが起きないようにトレーニングもたくさん積んで準備をしたし、イメージもたくさんしましたがこういったことも時には起きてしまいます。
GKというポジションはなんて過酷で残酷なポジションなんだとその時は嘆きましたし、選手権で負けたときは3日間くらい学校に行けなかった記憶があります。天皇杯のときはどうだったか覚えてませんが、後半を眺める顔はリアルゾンビだったと思います(笑)
結局、ミスを挽回するには次にいいプレーをしてそれを少しづつ積み重ねていくしかないんです。
そしてその積み重ねていく中でもチャレンジを繰り返して失敗と小さな成功を繰り返して成長するしかないんです。
コーチはそうやってこの強烈で辛い体験を乗り越えてきました。
もしかしたら、みんなも同じような経験をするかもしれません。
でもその時はコーチの話を思い出して下さい。
起きてしまったことは変えられません。
変えられるのは次のプレーからです。
いつでもミスを恐れず、勇気を持って冷静にプレーすることが重要です。
次からいいプレーができるようにミスが起きてしまったその瞬間からしっかりと準備して、チャレンジをして、成長できるように頑張りましょう。
最終的に何が言いたいかっていうと、堤コーチ落ち込まないでということです!(笑)
それとカリウス!
来シーズンの定位置争い負けずに頑張ってくれ!サポーターに泣きながら謝るところを見て俺はファンになったぞ!(笑)
まとまりがない文章になってしまったので、最後に1枚の写真で締めくくりたいと思います。