こんにちは!
堤コーチです!
久しぶりの更新となってしまいましたが、今回は昨日のスクールの練習について書いてみたいと思います。
コーチ達が何を考えながら指導しているか、なんてことも書くので、長ったらしくなりますが、よかったら最後までお付き合いください。
(僕の担当するFPクラスがメインです。GKクラス関係者の皆様も、「いつも隣でこんなことやってるんだね~」くらいの感じでご覧ください)
(基本、ピントの合わないブレブレの写真付でお送りします笑)8月最後の月曜日、小中学生は夏休みも終わりみたいですが夕方はまだまだ暑かったですね。
いつになったら涼しくなるんでしょう、、、
そんな中、スタートした横浜校、まずはスタンダードクラス。
スタンダードクラスに限らず、PFAの練習はサーキットトレーニングやフィジカルトレーニングから始まります。
ジャンプやステップワーク。
ドリブルしたり
走ったり。
そして、ボールトレーニング。
最近は、徹底的にトラップの練習です。
熱血マサコーチが指導中。
身体の向きや、ボールと体の位置関係について、説明してくれていました。
まずは「止める・蹴る」を超徹底するのがPFAのポリシー。
教えて終わりではなく、出来るようになるまで練習します。
詳細な年間計画等は敢えて持たず、今、選手が身に付けるべきことが、身に付くまで。
インサイドキックの蹴り方一つとっても、細かくこだわりますし、今、足を振り回してちょっと強いボールが蹴れることよりも、先を見据えて正しいフォームを身に付けることを優先します。
この辺は、コーチ陣のヲタク気質が顕著に表れているなと思います、、、笑
そして、何を教えるにしても、結局やるのは選手なので「今のトラップはどうだったか」なんてことを、低学年でも一回一回、選手本人が自分で振り返り、修正をするように促しながら、取り組みます。
それだけこだわって練習している分、しっかり上手くなっていること、選手達は自分で気づいているかな、、、?
最後はゲーム!
ガンガン楽しくやりますが、最優先事項は、練習したことをどれだけ発揮できるか。
終わった後にも、何気ないプレーの時こそ、どれだけ意識しながらできたかを問います。
自分で考える力、勝手に略して「自考力」なんて呼んでいますが、それを身に付けるのがPFAの大きなテーマ。
いつかPFAの練習やコーチから離れた後も、自分で考えて、自分を成長させられる選手/人材を育てるのが目標です。
「楽しくサッカーしてたらいつの間にか上手くなっていた」というのもいいですが、楽しくやりつつも「自分で考えて自分を伸ばす」、そういう習慣がより大切と考えています。
お次はアドバンスクラス。
と、その前に。
この写真だけだと何のこっちゃですが笑、PFA関係者の皆様なら一度は見たことがあるはずの「基礎」中の様子です。
「基礎」はスタンダードからエリートまで、一貫して取り組んでいる練習。
アドバンスクラス以上は、自分のクラスが始まる前に、選手達が各々自分で行っているので、いつも「キソやろうぜ~!」なんて声がたくさん聞こえてきます。
そして、アドバンスクラス。
こちらもサーキットからスタート。
アドバンスリーダーを中心に、選手達が声を張り上げ、お互いを盛り上げながら、全力で取り組んでいきます。
以前はコーチ達が盛り上げていましたが、最近は選手が自分たちで雰囲気を作れるようになってきました。
暑いので、水分補給はしっかりと。
(まだ書き続けるので、読者の皆様も一息ついてください笑)
アドバンスクラスは、ディフェンスの練習を長期に渡って行ってきました。
最初は「寄せる/止まる」のステップ動作から始まり、1対1や2対2なども、対峙する姿勢から考え方まで、1人1人、基本を徹底して積み上げた上で、最近はそれらを活かしながら集団で守備をする練習に取り組んでいます。
チームに分かれて、どうやって守備をするか、コーチの力も借りながら、相談中です。
「どこでボールを奪うか」、「ここにボールを運ばれたら、どう対応するか」等々。
今度はチームで決めた守備の仕方を、一人一人が自分の言葉で、チーム毎の担当コーチに説明&確認中です。
サッカーに限らず、プレーを言語化することはアスリートにとって大切な能力。
「理解している=人に説明できる」というのがPFAの考え方です。
それを、ゲームで実行。
ゲームの中でも絶えず、選手達がお互い指示を出し合い、細かい修正をしながらプレーしてもらいます。
試合前だけでなく、試合中に話し続けることもまた、大切な能力です。
そして、また相談。
まず、やろうとしていたことができたかどうか。
加えて「ここにボールが入った時は、この選手はもう少し中に絞ろう」等々、次のゲームへの修正点を、担当コーチと一緒に話し合います。
で、反省を活かして、またゲーム。
プレーをしながらの修正が上手くできない時は、担当コーチがストップをかけて、状況の整理を促します。
そして、またまた相談 笑
こんな感じで昨日は5セットほど、繰り返しました。
ちょっとカッコよく言うと、PDCAをサッカーで行うような練習です。
誤解のないように書くと、PFAはチームではなくスクールなので、セオリーは教えますが、特定の決まった戦術を取りましょうということはしていません。
なぜなら、選手毎に所属チームがあり、それぞれのチームで取る戦術は違うからです。
なので、今こういう練習を行っているのは、
・チームとしての決まり事を理解/実行する力
・実際にできているか、上手くいっているかを把握する力
・上手くいかない部分を修正する力
・話し合い、共有する力
などなどを一人一人が身に付けるのが目的です。
今はたまたま戦術っぽい練習をしていますが、「止める・蹴る」の質にこだわるのはアドバンスクラスも同じですし、技術的な練習もたくさんします。
ただやはり、一貫して求めるのは選手が自分でたくさん考えることです。
練習後に「今日どうだった?」という抽象的な質問をした時に、「あの練習の時に〇〇が△△で□□だった」というくらいの具体的な回答ができる選手が、最近少し増えてきました。
普段から考えながら練習をする習慣が付いてきた証拠かな、と思っています。
そして、最後にエリートクラス。
と行きたいところですが、アドバンスクラスが終わった辺りで雷が鳴り出し、練習を中止せざるを得なくなってしまいましたので、エリートクラスのことはまたの機会にしようと思います。
長~くなりましたが、この辺で。
それではまた。